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  相曽曽立体史観の文明論的意義 3
        (世界戦略情報「みち」平成20年(2667)12月15日第263号)


●相曽誠治氏が繰りかえし述べているのは、わが日本が神国であり、日本人が神の御子を戴く国民であるという点である。

 有象無象が政財界で無責任な活動に終始していますが、それはその人たちに任せておけばよいことです。とにかく、日本には天皇がいらっしゃいます。日本列島は外国と違い、非常に清められている土地柄です。列島の上空には高天原という神界が実在し、皇祖皇宗の神々が活躍されています。……
 日本の国は皇祖皇宗の神々が国土をお開きになりました。その御先祖の神々の直系が天皇陛下です。三種の神器がそのあかしとして代々、受け継がれています。どんなに世の中が変ろうとも、いかなる異変があろうとも、ほんとうの日本人の魂をもっているかたは神に守られます。(『サニワと大祓祠の神髄』山雅房、平成一三年、一五頁)

 日本が神国たるゆえんは、高天原という神界の直下にある日本列島という地上に、神界に倣って人間世界を建設しようとして出来た国だからである。このことは肇国の理想にはっきり記されている。そしてその理想の実現を、今もまた我々日本人は求められているのである。
●相曽誠治氏は、ほんの簡単な目安にすぎないと断ったうえで、神界の概略を次のように説明している。

①天津真北(あまつまきた)の高天原(たかまのはら)……北極星周辺にあり、一名を「別天津(こ とあまつ)神界」という。天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)を中心にして高御産巣日神 と神産巣日神が鎮まる所で、この宇宙の中心になる根本神界で九次元世界。
②天津日(あまつひ)の高天原(日界)……太陽の中にあり、一般的には太陽神界と呼ばれる。 主宰神は天照大御神で、八次元世界。
③神集岳神界……日本の皇祖皇宗の神々が居られる七次元世界。
④万霊神岳神界……世界各地にあり、各地の産土神が集うところで、支那の仙界やインドの仏 界、ヒマラヤのフラテリー神界などを包含する六次元以下の世界。

 大切なことは、九次元世界の天之御中主神や高御産巣日神、神産巣日神から一任された天照大御神が太陽系宇宙を運営し、九次元以下の世界の神々を統括しているということである。
 毎年一月一日には世界の神々が天津日の高天原に参集し、天照大御神に先導され根本神界たる天津真北の高天原すなわち別天津神界に新年の御挨拶に元旦の午前八時ごろに舞い昇るという。その午前八時ごろというのが、何と!日本時間で、なのである。
●こうした神界の仕組みを知るにつけても、日本が神界にもっとも近い特別の位置にあることがよく分かる。そして、その特別の土地だからこそ、神々を統括する任にある天照大御神が自らの直系の御孫を下し理想世界の建設を託されたのである。
 江上波夫の「騎馬民族征服王朝説」のように、天皇家の起源を渡来系に求める考えが根本的に誤りであるのは、その渡来を平面的に捉え海外からの渡来と考えるからである。そうではなくて、天皇家の日本列島への渡来は天津日の高天原神界から垂直的に降って行なわれたのである。そして今もなお、天皇および日本人と高天原神界とは深く結びついており、そのゆえに、我々日本人には特別の使命があるのだ。(おわり)